空亡(天中殺、大殺界の解説)

各種占いの世界で、厄年のように、運勢の悪い時期として空亡があります。
一昔前に騒がれた算命学の(天中殺)、六星占術の(大殺界)と同じですが、元来は天中殺(てんちゅうさつ)大殺界(だいさっかい)という言葉はなく、四柱推命で使われる、空亡(くうぼう)のことです。
空亡とは変化変動、反転、消去の作用を持ち、物事を空しくするという現象を起こします。
過去の不徳因縁があればその負債の清算時期でもあります。
稀な例外としては過去積善をなし陰徳、余徳の多くある人は、この時期もたいした凶現象を受けずに過ぎこすケースもありますが、たいていはマイナスの現象が発生します。
空亡の時期には、何となくいらいらして落ち着きがなくなり、職場や住居環境などを替えたくなります。特に感情的衝動を抑えにくくなって、転居、転職、離婚等をしやすくなるのもこの時期です。
しかし、自分から思い切った行動に走った時は、だいたい悪い方向に変化します。

(空亡時期のよいすごし方)

この期間は、厄年と並んで凶現象が起きやすい時期で、物理的次元の営利目的の行動は報われにくくなりますが、逆に霊的次元には入力がしやすくなり否営利目的の行動、つまり自己の精神的内実を高める行動、奉仕活動、陰徳積活動、空亡年厄祓いを受ける、神仏に対しての帰依心、信仰心を持つ、祖霊の祭祀供養、芸術活動、瞑想、精神修養、改名、等の行動は有効に作用してカルマ的な凶現象を抑え、空亡期を抜けた後の運気を上げていくことになります。
したがって、自己成長や利他的な方向で考え、現状維持を心がけ行動していくことが上手なやりすごし方といえます。

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